コックスウェインとは異なり、漕ぎ手は【体を動かす】という利点があり、気温が下がり始めるにつれて重ね着を必要としません。
服を着て暖をとることと、ボートを漕ぐ際の可動域の制限の関係で、通常私たちが冬場に4枚から5枚重ね着をするのに対し、漕ぎ手は2枚または3枚しか着用しない傾向があります。
また、ボートには余分な服を置いておく場所があまりないので、漕ぐ際に身に着ける服は、漕いでいるときと漕いでいないときの両方で、動きやすく、体温を適切な温度に保てる枚数である必要があります。
そのためには、濡れていても暖かく保つ素材の服を見つけることが鍵です。
インナーは、腕や胴体が冷たくなりすぎないように十分にあたたかく、尚且つ体の動きを制限しない水気を吸い取るものでなければなりません。
濡れると体にはりつき、体温を奪う綿の肌着を着用することは避けるべきです。
次は断熱の役割を担う服です。
これはインナーよりも少し厚く、温度がより低い側にあるときに暖かさを保つために着用します。
最後に羽織る服は、風と水の耐性の為に着用し、雨や雪の中にいるときに完全に湿らず、乾いた状態を保ちます。
写真にはありませんが、それほど重要でないのは、寒い時のアクセサリーです。
漕いでいるときに手袋を着用することはできませんが、ポギーは良い選択肢です。
それらを使用すると、手に汗をかき、オールをつかむのが難しくなります。
靴下に関しては、ほとんどの場合、通常の靴下を履くことができますが、気温が下がるにつれて、より暖かい靴下、または防水靴下に変更することがお勧めです。
最後に重要なポイントがあります。
帽子をかぶりましょう。
耳に冷たい風が当たると最悪です。
帽子は、水上で体温を保つ大切な役割を果たしてくれます。
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